【ベトナム人ライターが見た日本】白川郷の古い集落に迷い込んでみよう

白川郷は日本に来たら是非訪れるべき観光地のひとつです。小規模な村の中に、合掌造りと呼ばれる伝統的な建築様式の家が沢山連なっています。

岐阜県の中央に位置する高山に近い白川郷は、五箇山と並ぶ伝統的な集落で、世界で最も美しい村と言われてます。

356.55平方キロメートル(137.66平方マイル)の土地に、約1,700人が暮らしています。

1995年に世界文化遺産としてユネスコに認定されました。村の特徴は手を合わせた姿勢の“合掌”が由来となっている”合掌造り”の家々です。白川郷には114の家屋があり、山の頂上に立って美しいイメージを作り出しています。

1995年に世界遺産に認定されて以来、観光客の数は急速に増え、人々の所得や生活は大幅に改善されましたが、大きな懸念も生じました。多くの観光客が訪れたことで、住民の多くは、古い家屋を土産物屋、ギフトショップ、駐車場に変えました。こういった変化により、村のシンプルな景観の魅力が低下する恐れがあるのです。

3月末に私たちは幸運なことに白川郷を訪れることができました。ただ、雪が降っていなかったので、雪で覆われた三角の家を見ることができないことは残念でした。京都から出発して、4時間以上車を走らせると、やっと村に着きました。幸いにも、3月の終わりにもかかわらず、まだ雪は積もっていて、温度は約-2℃でした。

確かに、以前からこの村を知っていましたが実際に美しい情景を見て、感動を抑えることができませんでした。特に最高の経験だったのは、厚さ50cmの木製のひさしがある合掌造りのコテージに滞在したことです。私たちが泊まった家屋だけでなく、他の多くの家も特徴的な色を持ち、多くの部屋に分かれています。ここでは、人々が畳に寝そべったり、こたつに入って温まりました。宿泊料金はおいしい夕食と朝食込みで9000円です。

豪華でおいしい夕食

酒の中に揚げた魚が入っていて奇妙で面白い

白川郷の集落を訪れた際に注目して欲しいのは、山全体の景色だけでなく、外からの家の景色です。訪問者は400年以上前の古い家を訪れ、昔ながらの農具を見たり、温泉を楽しむこともできます。また、1月と2月の毎週土曜日の夜、村では観光客を誘致するためにすべての古い家屋をライトアップします。これは、国内外から多数の訪問者を引き付ける人気イベントです。

400年前の家具

白川郷への移動は簡単ではありません。自分で運転するのがベストな方法です。また、公共交通機関を利用する場合は、金沢(石川県)から日帰りバスも出ています。東京、大阪、名古屋などの主要都市からのツアーもあります。白川郷の周辺には、金沢(石川県)、富山、下呂温泉、高山(岐阜県)など、多くの興味深い観光地があるので、そちらとセットで観光してみても良いかもしれません。

写真: MinMin

編集と翻訳: LocoBeeMag

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