【頼れる外国人材が欲しい!】ベトナム人採用、ポイントとなる点を徹底解説!①ベトナムの若者たちについて

 

若年層の人口が減少し、人手不足が問題となる日本。すでに外国人採用をしている、もしくは早々に採用したいと考えている企業が増加しています。

その中でも注目されているのがベトナム人採用。ここ近年のベトナム人の採用は増加の一途を辿っており、慢性的な人手不足に悩む日本企業にとって大切なパートナーとなっています。

なぜベトナム人採用が進んでいるのか?なぜベトナム人が選ばれるのか?

日本人からすれば、ベトナムがどんな国で、ベトナム人の若者がなぜ日本で働くのか、ほとんど知られていないのが現状です。

今注目されているベトナム人採用について、様々な角度から解説していきます。ぜひ今後の採用の参考にしてください。

 

日本で生活するベトナム人の数

 

日本で生活をするベトナム人が急増しています。2021年3月31日 法務省出入国在留管理庁報道発表資料によると、日本にいるベトナム人の数は44万8053人。中国・韓国に次いで第3位となっています。日本におけるベトナム人の留学生や労働者は急増しており、他国に比べ、過去5年間で見ても最も増加している外国人です。

 

日本在住ベトナム人のはどんなビザで日本に来ている?

 

日在住のベトナム人約44万人強のうち、技能実習生が20万8879人、留学生が6万5653人

日本にいるベトナム人の多くが「技能実習」と「留学生」。この2つだけで6割以上を占めていることになります。

 

技能実習についてはこちらの記事をご覧ください。

知っているようで知らない?!「外国人技能実習制度」〜在留ベトナム人はどんな制度で働いているの?

 

コロナ禍のベトナム人留学生の状況はこちらをご覧ください。

コロナ禍で困窮…在留ベトナム人留学生の状況

 

日本は欧米より留学も就労もハードルが低い

日本の大学や大学院はアジア人学生を積極的に誘致しており、ベトナム人にとって留学のしやすい国となっています。

欧米への留学はまだまだ学費や審査の面から厳しいようです。

「留学しやすい」ということは、条件の良い仕事に就くための大卒者向け就労ビザ(就労資格「技術・人文・国際」など)も取得しやすいうことです。ベトナム人にとって日本は在留資格も取得しやすく、就労できる職種も多い国となっています。

 

変化するベトナムの若者世代の意識

現在の20代~30代前半のベトナム人は、インターネットの発展に伴い、ライフスタイルや職業観が大きく異なる過渡期となっています。

現代のベトナム人の若者にとって「早く結婚して家庭を持ち、安定した仕事について落ち着く」というのは古い考えで、「若いうちに広い世界に出て様々な経験をし、どんどんキャリアアップしていくのが良い」という考え方が広がっています。ベトナム人は世代を問わず家族思いですが、今までのように、若くして結婚をして子供を持つことが幸せ、という意識は変化しているようです。

 

海外への憧れが強い若者世代

 

幼い頃からインターネットで海外情報に触れながら育ったベトナムの若者は、あらゆる面において上の世代よりもグローバルで先進的な考え方を持っています。

大学の進学率も年々上昇しており、留学への関心も高まっています。自分の人生にとって価値のある経験を得るための一つとして、留学を志す若者が増えています。

 

進む語学学習

 

ベトナムでは国を挙げて語学学習に力を入れています。

稼ぐために語学は重要になってくるため、特に若者世代の語学学習への意欲は高いです。英語はもちろんのこと、日本語やフランス語、中国語など、さまざまな言語を話すベトナム人が増えています。

若者世代の教育については以下記事をご覧ください。

今後のベトナムを担う若者はどんな教育を受けている?経済成長著しいベトナムの教育を知ろう

 

拡大するベトナム人雇用

 

2020年10月末現在の外国人雇用届出状況によると、日本におけるベトナム人労働者数はの44万3998人(前年比+10.6%増)。この数は全体の25.7%を占めており、国籍別で中国を抜いてトップです。

 

なぜベトナム人は日本で働きたいと思うのか?

ベトナム人は日本への就業意識が高いことで知られています。

まず第一はやはり給与面。ベトナム国内の賃金や所得は近年増加していますが、平均でも年収は約30万円程度。日本の平均年収の10分の1程度となっています。生活水準が豊かになってきているとはいえ、日本で働くことにまだまだ大きなメリットを感じる人が多いのも事実です。

日本がベトナムへの経済援助をしていることも相まって、ベトナム人は親日派が多いことも特徴です。

日本文化が好き、というベトナム人も多く、日本のアニメやマンガ、テレビドラマが好きという理由で来日するベトナム人の若者も少なくありません。

ベトナムでは幼い頃に日本のアニメなどで日本文化や言葉に触れる機会があるのも、親日感情の要因の一つでしょう。

 

向上心があり、真面目な国民性

ベトナム人は真面目な人が多く、キャリアアップに対しても積極的で行動的です。

仕事に必要な知識やスキルを身につけるために一生懸命、仕事をしながら学校に通って語学の勉強をしている人も多くいます。

手先も器用で、何事にもコツコツと真面目に取り組みます。

 

日本人と異なる仕事への価値観

勤勉で真面目なベトナム人ですが、日本人のように休日出勤をしたり、残業をしてまで仕事をすることはありません。家族や友人との時間を第一に考えています。

はっきりと給与や環境を求めてくるところは日本人と違うかもしれません。

しかし、就業時間内のベトナム人の集中力は高いことで知られています。

しっかりと評価をすることで、やる気が高まり、能力を発揮するのです。

そのため、自分が正当に評価されていないと感じたり、もっとスキルアップをしたいと望んでいるにも関わらず、そのチャンスを得られないと思ったらすぐに転職を考えるようです。

ベトナム人は就業時間の間、しっかりと働き、必要なスキルを得ようと勉強します。高い意欲に見合った環境を用意することで、より一層仕事の効率も高まるでしょう。

 

ベトナム人が外国企業で働くことを望む理由

外国企業がベトナム人の若者に人気がある理由を見ていきましょう。

 

①高い給与

外国企業の給与水準は、ベトナム国内でも2~3倍となっています。日本で働くことになれば、それ以上の給与を得ることも可能です。そのため、能力が高い人は国外の企業に勤めてしっかり稼ぎたいと考えるのです。

 

②キャリアアップが望める

キャリアアップしてどんどん給与を高めたいと思っているベトナム人は、新しい環境に飛び込んでいくことを恐れません。常に自分の能力を高めるため、キャリアを積める環境を望んでいます。国内企業よりも外国企業の方がチャンスが豊富にあると考えています。

 

③福利厚生が充実している

条件や給与、福利厚生がベトナム企業よりも充実している外国企業を望むベトナム人は多いです。

 

④職場環境が良い

⑤外国語が学べる

⑥人材育成に力を入れている

…など

 

このような理由から、外国企業は人気のようです。

 

家族思いのベトナムの若い世代は、親が苦労した分、自分がしっかり稼ぎたい、という気持ちが強く、向上心に溢れています。そしてインターネットの発達により、グローバルな視点も持ち合わせています。
元来の勤勉さや手先の器用さもあり、ベトナム人材は世界でも注目されています。

 

いかがでしたでしょうか?

次回はベトナム人採用にあたって面接での注意点や、ベトナム人を採用してから一緒に働く上でのポイントを解説していきます。

 

「ベトナム人採用を検討したい」

「ベトナムの可能性についてもっと知りたい」

「外国人採用ってどうしたらいいの…?」

 

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