お正月だけと言わず、最近は日頃から寺社に参拝に行く人が増えているそう。
海外からの旅行者の方々も、
日本の文化体験として寺社へ行く機会も多いのでは。
そこでふと思う事。
「お賽銭って、何??」
当たり前のようにお賽銭箱にお金を入れていますが
その「お賽銭」の意味をご存知の方はどれだけいらっしゃるでしょうか?
今回は、お賽銭について改めて調べてみました。
お寺と神社では、お賽銭の意味にも違いがあった!
まず、基本的な事ですが
神社→神様
お寺→仏様
がいらっしゃる場所となります。
■神社でのお賽銭
神様に日頃の感謝の気持ちを伝えるために奉納するもの。
「祈願成就しました、ありがとうございます」
という「お礼」を込めて、神様にお納めするのです。
賽の字には「神から福を受けたのに感謝して祀る」の意味があります。
■お寺でのお賽銭
お賽銭は「お布施」の一種とされています。
布施とは、自分の財を他人に施すこと。
執着を解き放つことを勧める仏教では、賽銭は布施であり、自分の持ち物である金銭を仏様に差し出すことで自らの煩悩を捨て「修行をさせて頂く」ということを意味しています。
神社へのお賽銭→神様への感謝の意を示す
お寺へのお賽銭→仏様にお金を捧げ、執着を捨てるという修行のひとつ
いかがですか?
何気なく入れていたお賽銭、実は意味にちょっと違いがあったんですね。
「○○が叶いますように!」
「○○が欲しいです!」
願いを叶えてもらう為にお賽銭を入れていた人も多いのでは?
お賽銭は「自分の願いを叶えてもらうため」に捧げるものではなかったんですね。
是非次回、寺社に行く際は、「ありがとうございます」という気持ちでお賽銭を入れてみてください。
感謝の気持ちは、あなたの心を穏やかに、清らかにしてくれるはずですよ。